友人や恋人、同僚など。
往々にして起こるすれ違いがあります。
例えば、週末の予定の相談で、あなたからメッセージを送ったとします。あなたとしては早めに返信がほしいと思っています。とはいえ、相手を急かしては悪いと思いこんなメッセージを送りました。
「今度の週末の○○、どうしますか?手が空いたら返信ください」
ところが、待てど暮せど返信は来ません。
あなたの感覚からすると、急ぎの用事なので手が空き次第返信をするとしても2~3時間以内には来るのでは、と思っているかもしれません。(トイレに行く瞬間くらいはあるだろうと…)
結局、相手からの返信が来たのは前日でした。
そんなとき、「もう少し早く返信をして欲しい」と思い切って言ったとします。ですが、相手からは「それなら、そう言ってよ」と返ってきたら…。
または、もう少し早く返信してほしいなと思いつつ、「待て待て。手が空いたらと伝えたのは私なのだから」と思いとどまり、「間に合って良かった」と言うかもしれません。
これは、どうすることが正解なのでしょうか。
また、例えば、あなたが約束に遅刻したとします。必死で走って乗ったところで、職場から急ぎの用件で連絡が入っていました。慌ててチャットか何か、返信をしていたら約束場所の最寄り駅に着きました。
また急いで走って、ようやく約束場所に着きましたが、相手は「遅れるなら遅れると連絡くらいしてよ」と言いました。
あなたは謝り、今度から気をつけると伝えましたが、相手はどうも不機嫌です。自分にはやむを得ない理由があるのだから、「そんなに怒らなくても…」と思ってしまうかもしれません。
これは、どうすることが正解なのでしょうか。
このように、相手とのコミュニケーションで困る瞬間があります。
気持ちのいいことだけを伝えるなら良いのですが、そうではないことを伝えなくてはならないときや、不快に感じることもあると思うのです。
そんな、相手に物申したいとき。
あなたなら、どのように伝えますか?
・単刀直入に伝える
・気付いてもらえるように軽く伝える
・自分にも悪い面はあるから、わざわざ伝えない
・あまり人に物申したいとは思わない
色々なタイプがいらっしゃると思います。
あなたは、ご自身でどのタイプだと思いますか?
ここで大切なことは、ご自身がどのタイプなのかということではなく、「相手がどのタイプなのか」ということです。というのも、この伝え方や伝えるタイミングが違うと、衝突の原因になるからです。
自分がどうということよりも、それを伝えたい相手がどうなのかということを踏まえて伝え方を考えてみると、言いにくいことも円滑に伝えられるようになると思います。
あなたがもし、思慮深いタイプなら、人に対しておそらく「なんでそんなことズケズケ言えるのかな?」と感じることでしょう。
逆に、ハッキリ物を言うタイプなら、人に対しておそらく「そのくらいのこと言ってくれたら良いのに」と感じることでしょう。
また、「人は人」と割り切っているタイプなら、あまり言いたいこともないし、言われても気にしないと思います。
相手が悪いとか、自分が悪いということではなく、他人と自分は違うので伝えるタイミングや伝え方も違うというだけなのですね。
ですから無用な衝突を避けるなら、相手がどのタイプなのかなということを加味して伝えてみると良いと思います。
スパっと言いたいことを言うタイプの人に、我慢をしてもストレスが溜まるだけです。案外、こちらもスパっと伝えたなら、「なるほどね」と聞いてもらえると思います。
また、何となく冗談ぽく笑いながら鋭いことを言ってくるタイプもいると思います。このタイプは冗談の中に本音が混ざっています。笑って流さず、ちょっと気に留めておくとうまくやっていけると思います。「冗談だと思った」というのは通用しないタイプです。
そして、逐一言わないタイプに対して「言わないからOK」と思わないほうが良いです。言わなくても相手は「思って」いるので、もしかしたら気分を害したかなと一瞬でも思ったなら、先手で「あ、言い過ぎてたらごめんね」と伝えてしまったほうが良いです。
相手に合わせるとか、相手のことを考えるなんて面倒くさいと思ってしまうかもしれません。
ですが、下手に衝突したり、ギクシャクするほうがよほど面倒くさいですよね。
ちょっとこちらが気を使うだけで避けられるのであれば、避けられるに越したことはないと思います。
相手は変えられないので、まずはご自身で気をつけてみると良いと思います。
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