ご相談を拝見していると、LINEのやり取りがうまくいかないという内容をよく目にします。その内容は大抵が
「そっけない返事しかない」
「1往復しかやり取りができない」
「相手から連絡が来ない」
といったものです。
LINEを含め、チャット形式の連絡ツールの場合はポンポンとやり取りが進むという印象が強いと思います。ですので、どうしても待てど暮らせど返信が来ないとイライラしてしまいますよね。
また、既読になっているのに返信が来ないと、無視されたような気持ちになると思います。
こうしたご相談を拝見していると、共通した問題を抱えていることが多いです。
問題というと、おそらくメッセージの内容が悪いのかなとか、タイミングが悪いのかなとか、色々と考えてしまいがちです。
ですが、そういうことではなく、実は
「期待しすぎ」
という問題で解決することが多いです。
は?と思われるかもしれません。
ただ、ご相談を拝見していて、LINEのやり取りに特に問題を感じていない方と、問題を感じている方の違いは、「感じ方の違い」である場合が多いです。
というのも、同じような状況の方でも捉え方が全く違うからです。
例えば、AんとBさんが同じような状況だったとき。
LINEを送って彼から3日後に短い返信が届きました。
Aさんは忙しい中わざわざ返信をくれたと感じました。
Bさんは3日もかかる質問じゃないのに、義理で返事をしてきたのだと感じました。
ですが第三者から見れば、同じような状況です。
なぜそうなるのかというと、Aさんは今の状況を踏まえた上で判断をしているからです。
別れた直後は「もう連絡しない」と言っていた相手が、返信をくれている、という状況に対して前向きに考えています。
Bさんはお付き合いをしていた頃を基準にして判断をしています。
ですから付き合っていたときは、少なくともその日のうちには返信をくれていたのに、それすらしなくなった、と落ち込みます。
こうして比較すると見えてくると思うのですが、別れたことで関係性が変わっています。
ということは、お付き合いをしていた頃を基準に比較してしまうと、どんな状況でもおそらく満足できないでしょう。
これが『期待しすぎ』ということなのですね。
お気持ちはよく分かるのです。
当然、恋人という関係性を目指しているのですから、そこを基準に考えたほうが良いと思ってしまいます。
ですが、今はまだその途中。
過程の段階では、いきなり恋人のときの状態を求めてもしんどいだけだと思うのです。
例えば、あなたの親御さんが、あなたの子供の頃の話をあれこれしてきたらどうでしょうか。
「あのときは、あんなに可愛かったのに」
「あの頃は、こんなにお母さんが大好きだったのに」等々。
言われると、ちょっと面倒くさいと感じる方は多いのではないでしょうか。
もうあの頃と違うのに。それはそうだけど、もう自分は大人だから。と思うのではないでしょうか。
同じように彼(彼女)も、あの頃の自分を求められても困る、というところだと思うのです。
ですから、多くを期待しすぎるのではなく、現状を踏まえた上で前回と比べてどうなのか。別れた直後と比べてどうなのか。こうした比較をして考えていきましょう。
そうすると、連絡が遅いという不安や心配は考えすぎということに気づくのではないでしょうか。
ぜひ、現状を踏まえた上で、あなたと彼(彼女)の関係は前進しているのか、そうではないのかを判断してみてください。
きっと多くの方が少しずつでも前進できていると思います。
頑張っていきましょう。
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