あなたにも、ご経験はありませんか?
悪い予感に限って、的中してしまう。
例えば、
絶対に寝坊をしてはならないのに、寝坊しそうだな~と思いつつ寝て、本当に寝坊してしまった。
絶対に忘れてはならないものを、忘れそうだなーと思っていたら本当に忘れてしまった。
予感的中!のような(笑)
恋愛も同じです。
相手に他に好きな人ができたのかなーと感じていたら、やはり出来ていた。
相手の愛情が冷めてきている気がする…と感じていたら、やはり冷めていた。
なぜ、良い予感は当たらないのに、悪い予感ばかり的中してしまうのか、と思ってしまうかもしれません。
ですが、これには理由があります。
そもそも、火のないところに煙は立ちません。
寝坊しそうだなと思うのは、以前寝坊した経験があるので、なんとなくまたやりかねないと思っていた。
相手に好きな人ができたかもと思うのは、何となく相手と接していて違和感がある、相手の対応が不自然、など。
何かはっきりとは掴めないけれど、何らかのサインを感じているときだと思います。
ですから、全くのシロということは少ないと思うのです。もしそうだとすれば、そんなに不安になることもないでしょう。何かを感じるから、あなたも不安になるのだと思います。
ただ、この感じたところから、的中するところまでには、過程があると思うのです。
そして、大抵の場合は、予感を感じたことで、的中率が10%だったものが99%くらいになってしまうと思っています。
なぜ、そんなことになるのでしょうか。
それは、ご相談を拝見していると、とても良くわかります。
例えば相手に他に好きな人ができたのではないかと不安になったとき。おそらくあなたも、その証拠探しを始めると思うのです。
「前には行かなかったような所に行っている」
「前には見なかったようなサイトを見ている」
「最近、やたらに話題に出てくる異性がいる」
「ある特定の人と話をするときだけ、楽しそうに見える」
などなど。ほら、やっぱり。という証拠を集めてしまうのですね。
そして不安な気持ちが大きくなっていきます。
不安な気持ちを抱えて相手に接するので、余裕がなくなり、些細なことで喧嘩になります。
相手からすれば、それはとても嫌なことで、まだ自分の中でも気持ちが見えていないことなのに、ブツブツ言われ始めます。
例えば「○○さんのことを好きなんでしょ?」と言われ続けると、最初はなんとも思っていなかったのに、だんだん意識してしまい、本当に好きになるかもしれません。
「○○くんと話しているときだけ嬉しそうだよね」と言われ続けると、最初はそんなつもりはなかったのに、相手は「そうなのかな?」と感じ始めます。
こうして、予感はどんどん的中する方向に向かっていってしまいます。
これは、ご相談の中で別れまでの経緯を拝見していると、本当によく出てくるパターンです。
ということは、相手はまだあなたが思っているような予感を感じていなかったとしても、あなたが予感だと思って証拠集めをし、相手を問い詰めることで、その方向に流れてしまうのですね。
ですがそれでは勿体無いです。
では、一体どうすれば、この嫌な予感的中の流れを断ち切って、良い方向に持っていくことができるのでしょうか?
ポイントはたったの2つです。
1つ目は、良い予感を感じましょう。
他に好きな人ができるかも…ではなく、もしかしたら私のことが好きになるかも…。俺に惚れ直すかも…。そんな気持ちで証拠集めをしてみましょう。
こんなに優しくしてくれるということは、きっと気があるんだな。忙しくても対応してくれたということは、大切に思ってくれてるんだな。こちらの方向で良い予感の証拠集めをしていきましょう。
そうは言っても、なかなかできないという方もいらっしゃると思います。良い予感がしない…という方もいるかもしれません。そんな場合は2つ目を意識てしてください。
2つ目のポイントは、「ただ運命を受け入れない」ということです(笑)
どういうことかというと、悪い予感がしたということは、全力でそれに抗いましょう。
悪い予感がしてそのまま的中してしまう場合は、たいてい、悪い予感の証拠集めをし、結果「ほらね」となります。そうではなく、せっかく先のことが見えてしまったのなら(当たる、当たらないは別ですが)、それを「ほらね」にしないために、全力を尽くしましょう。
相手に「こんなにも悪い予感がしている」と訴えても意味がありません。それよりも、その予感が当たらないように、好かれる努力をする。当たらないように防止策を取ります。
先程の忘れ物の例がわかりやすいのですが、「忘れそうだな」と思ったのなら、思ったときにすぐにカバンに入れておく。そうすれば忘れませんよね。
「忘れそうだな」と思っただけで対処をしなかったので、実際に忘れてしまうのです。
恋愛も同じで、相手に他に好きな人ができるかも…と悪い予感がするなら、相手にとっての「好きな人」に自分がエントリーできるように全力を尽くします。
とにかく「どうすれば好かれるかなー?」というところに頭を使いましょう。そうして悪い予感を避けるための努力をしていきます。
ただただ、悪い予感が的中するのを証拠集めをして待っているよりも、避けるために全力を尽くしたほうが、よほどいい結果につながると思いませんか?
このように、悪い予感が的中するには、的中してしまう原因があります。
いやだと思うのなら、的中しないようにやっていきましょう。そして、悪い予感の証拠集めをしてもなんの意味もありません。不安が増幅するだけ、と思い、今すぐやめましょう。
ぜひ前向きに、いい意味で勘違いをして過ごしていただければと思います。
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