例えばテレビで見かけた、手つなぎよりそい歩く老夫婦。
息ぴったりのかけ合いを見せてくれるほっこり夫婦。
寡黙で不器用そうなご主人とチャキチャキほがらか奥さん。
それぞれステキご夫婦代表のように見えます。
酸いも甘いも分かち合い、持ちつ持たれつ時を重ねてきたのでしょう。
そんな夫婦もいれば、同じ空間にいて遠く感じる夫婦がいる。
その差はどこで生まれるのでしょうか。
外的問題、心の問題それぞれあります。
一般的に気持ちが萎える理由として、やはりセックスレス問題が切っても切れないと思います。
セックスレスの原因で多く耳にするのはホルモンバランスによるもの、子育てにより女性が「女」から「母」の思考になったこと。
男性側は、妻が女でなく母親に見える。
様々なストレスによるED。
ギューッとして欲しいのにはぐらかされ。触れたくても嫌がられ。
その繰り返しで互いに傷つき疲れ果てる状況は男女ともにあるようです。
ささいなズレの積み重ねが大きなひずみにつながります。
もちろん何かの拍子である日一転する可能性だってゼロとは言えません。
しかし多くは、長く積もり積もったものはサラサラとゆっくり流れ岩肌を溶かす石清水ペースが必要であることも。
ということで今回は後者、心の問題について。
マンネリ解消にはイベントが良いと言われます。
イベントといえばサプライズです。
普段と変わったことをされたらまずドキッとします。
慎重派の相手なら、何を急に…?どんな下心が…?といぶかしがることもあります。
それでめげてはいけません。
ちなみにジェットコースターや吊り橋体験などのドキドキ感は恋心に似ていると言われています。
恐怖体験のドキドキは特に恋愛で有効と思います。
ただマンネリ夫婦だと出かける・しかけるイベント話に乗ってくれるかどうかからの問題が出てきます。
悲しいかな、出かけることすらないから困ってるのです。
ということで夫婦間でのマンネリを変えたい時、一発勝負でなく日常かつ長い目でドキドキをしかけてはどうでしょうか。
週に一度、曜日を決めてケーキを買ってみるもよし。
最初は不信感を持った相手も、続けていくと「今日は○曜日だからケーキの日かもー♪」と楽しみにするかもしれません。
それもドキドキ。
週末に一緒に食事を企画するもよし。
外食でも手料理でも、一緒に考える、という行程が大事と思います。
「メシ?何でもいい」と言われてもよいのです。
外に行くなら『和・洋・中、気分的にはどれ?』『米と粉モノでは?』『海鮮あり?なし?』などなど最終判断は相手に任せる。
自分で言っといて文句はありますまい!ですよね。
コロナ禍でそんな提案が難しい今なら。
『何でもいいなら逆に助かる~!ホットプレートを使うとしたら何がいい?』のように範囲を狭くすれば答えやすく、かつ一緒に考える共同作業につながります。
ほんの少しの関心から始めます。無関心がマンネリにつながるからです。
恋愛だけがテクニックの特権を持ってるのでなく、夫婦の間柄だからこそのメリットは必ずあります。
冒頭で挙げた、唯一無二に見えるご夫婦たちは。
意思疎通ができている姿がこちらには新鮮でまぶしく、特別な関係に見えるのではないでしょうか。
そこに特別なきずながあるように、ずっとときめきが続いているかのように。
でもあなたも間違いなく、変わらぬ未来を信じていたはずです。
マンネリにはドキドキが足りないと言いましたが、会話不足や無関心が一番よくないと思います。
空気にはときめかない。
されど生きるのに空気は必要不可欠。
物事は考え方ひとつ。
ご縁あっての夫婦です。
今日からリスタートしましょう。
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